Webの昔と今について

今思えば昔のWeb制作って15とか17インチモニタで、テキストエディタとブラウザを分割しつつ、画像編集ソフトで画像を書き出して、たまーにJavascriptを書くくらいでした。専門学校生だった2001年とか2002年くらいはまだまだそんな時代でこれからはdynamicHTMLだ!とか言われてました。

その後CSSが本格的に使われるようになり、構造はHTML、デザイン・装飾はCSSという時代に突入しつつ、それと同時にFlashが注目されエキスパートモードでActionScriptが書けるようになったかと思えば、その後はASをゴリゴリ書く時代が来て、Flashがスティーブ・ジョブズに嫌われて淘汰され、今やYoutubeやニコニコ動画などの動画が小中学生すらも動画がアップでき、ゲーマーの人はゲーム実況動画等をアップして広告収入を得る時代に。

ここ13年でいろんな事がありましたね。創作Flashムービーは面白かったなぁ。ゴノレゴとか、千葉滋賀佐賀とか。今はブログやmixi、Facebookなどでタイムライン型のサイトが主流になってしまい、日々情報が埋もれてしまう時代になってしまいました。トップページがやたらとニュースポータルサイトみたいにリンクが並びまくった個人サイトをすっかり見なくなってしまいました。めちゃくちゃ多いリンクを上から順に一つひとつ開いて、タモリ倶楽部的なマニアックで面白いコンテンツを読破していくのが好きでした。最近はそういったサイトがほとんどなくなり、あまりおもしろいサイトが無くなってしまっているなぁという印象です。なんでもブログ化しちゃいかん!と個人的には思うのです。

話は逸れましたが、昔はWebの1から10まで全部自分で思い通りに設計・構築できる万能感がとても好きでした。ただ、昨今のWebはスクリプトも高度化し、Javascriptなどをゴリゴリ書くのに正直付いていけません。改めて自分の文系脳を呪う次第です。

最近は営業、ディレクション、企画から、ちょっとした動画や音声の編集やら、デザイン・コーディング(スクリプトも少々)まで幅広くやっていますが、なんかもう体力の限界を感じています。

■完全に余談■
最近の聞きたくないワード「とにかくバズるコンテンツ」「バイラルムービー」「面白いスマートフォンアプリ」
※全てに共通するのが「安くパパっとできるやつ」という言葉。
この辺りを軽々しく口に出す人は他力本願過ぎていかがなものかと。そんな安く・簡単にキラーコンテンツはできないです!

特にこういったコンテンツは下準備に死ぬほど時間が掛かるものなのですが、ニュースサイトで成功している事例を見ただけで自分にもできるんじゃないかと勘違いしていらっしゃる方がかなり大勢いらっしゃって困ります。手法ありきの方策は話題にならないっていうのを理解して欲しいです。実現したいことが理にかなっているからこそ賞を受賞するようなWebを作ることができるのですが・・・。

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