将来的にWebデザイナーやWebコーダーは人工知能に置き換わるのか?

自分の考えとしては結論からいうと十分に置き換わる可能性が高いと思います。

私自身、Web界隈を2000年頃から見てきました。当時はホームページ・ビルダーや自分でテキストエディターを使ってhtmlタグを打っていた時代でした。静的なhtmlを記述し、tableタグでレイアウトを作成して、CGI型の掲示板を設置するのがよくあるカタチでした。

それからしばらくして、簡単にブログサービスが世に出回るようになって、手打ちのhtmlで運営されるサイトが減っていきました。その後はmixiなどが台頭してきて、SNSの時代に突入します。mixiの他にもモバゲーなどが流行っていたようです。自分はモバゲーは触っていませんでしたが、出会い系のようにモバゲーを使う人も中にはいたようです。

mixiのあとにTwitterが台頭しはじめ、その後アメリカ発のfacebookで実名登録する人が増えてきました。もともとmixiはfacebookがアメリカで流行っているのを真似て完全招待制のSNSというレアさから人気に火がついたようでした。

そして、Instagramが流行り、YouTubeやニコニコ動画などの動画メディアも台頭しはじめました。2000年当時では動画は容量が多すぎるために「ネットワーク上には置けないデータ」という扱いだったのですが、今やブロードバンドは当たり前というかもはや死語となり、2008年以降はiPhoneをはじめとしたスマートフォンが爆発的に普及しだし、GoogleMapをナビ代わりに使えば迷わないという劇的な変化が。

その後、動画をスマートフォン上で見るということが当たり前になり、サブスク型のAmazonPrimeVideoやNetflix、HULUなどの動画アプリも当然に。

途中Web制作の話ではなくなりましたが、以上がこれまでのWeb業界周りでおきた人類史で見てもたった24年間という間でおきた劇的な変化です。

WebデザインもAdobeやMacromediaの制作専用のアプリケーションで作る時代から、今やブラウザ上でも複数人でデザインができるFigmaSketchが出てきて、さらには近年デザインを作ればそれがレスポンシブのWebサイトになるSTUDIOも出てきました。

「もはやコーダーは不要な自体は到来している」といっても過言ではないと思います。今は固定ページのような構築が多いですが、より高度な構築ができるようになればデータベースなどシステムと連携したものもデザイン調整のみで構築でき、さらにはMA(マーケティングオートメーション)やCRM(顧客管理)すら気軽に操作できる時代になると、個人的には確信しています。

よほどのプログラムスキルを持っていないと、純粋なhtml/cssコーダーのみでは食いっぱぐれる時代は10年以内に訪れるのかもしれません。だからこそ、変化に強い能力を持たないといけないのではと思います。

昨今のChatGPTの到来により、すでにライターやイラストレーター、CG制作者、動画制作者はすでに蚊帳の外に出されつつあります。実際、自分のクライアントでもイラストの見積もりを依頼していたのに、「イラストの制作はやっぱりAIでおこなうので大丈夫です」という方もいました。

だからこそ、今WebデザイナーやWebコーダーとして働いている人は別のスキルを早めに取り入れるべきだと思います。人工知能にできないことは、身体を使った第一次産業に近いものが多いといいます。

農家のいうところの、半農半X(農家と何かを半分ずつ兼業する)のように職業を2つ掛け持ちして生活費を稼いで行く時代なのかもしれません。

個人的にはデスクワークばかりでは太ったり、腰や肩などが凝りなどが発生して身体を壊しやすくなるので、将来的には頭を使う職業と身体を使う職業を半々か、7:3で携わりたいなぁと思っています。

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