人事評価制度の難しさと近い将来のAI評価の標準化

社員が20~30人くらいまでなら社長や各所属部のマネジャーの目がギリギリ届くかと思いますが、それ以上になるとマネジメント層の目が届かなくなり、社員は「果たして自分は正しく評価されているのか?」を疑問に持つ人が増えてくるように感じます。

日本では直接の上長や会ったこともない会社の社長が一方的に評価して給料を決めていることが多いです。爆発的に売上を上げたりなど、目に見えた分かりやすい部分だけをみて評価し、会社として必要な人材とそうでない人材の正しい評価がくだせない人が多いようにも感じます。

私の経験則から言わせてもらうと、ある程度の規模が出てくると業務上関わる人たちからの360度評価が無難になってくるように感じています。

おそらくあと5年もすれば業務上のプロジェクト管理ツールなどのやり取りから、AIが分析して評価するなどで感情が伴わない客観的に評価できる機能がどんどん標準化され、前述の関係者による人間的な360度評価も加味されて、各人のタイプが良い意味でも悪い意味でも浮き彫りになる未来が想像されます。

  • 社内のムードメーカーとして精神的支柱となってくれている人
  • 他者へのフォローはないけどバリバリと仕事ができる人
  • 目立つ活躍はないが、ミスが少なく卒なくこなすことができる人
  • 売上に直接的に貢献はしていないが間接的に多大な影響を及ぼしている人
  • 低パフォーマンスだが、低い給料でも文句を言わずに働いてくれる人

他にも色々な人がいると思いますが労働者の労働パターンが分類され、それに見合った給与形態や水準となっていくのではと考えます。

きっと近い将来には、一人の人間が一つの視点だけ、あるいはそれに近しいマネジャーたちだけが評価する時代は終焉を迎えます。

そうなったときにはじめて一方的な感情や偏見、思い込みだけによる評価や平等さを欠いた評価が減っていくのだと思います。

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